日本国籍がないことを理由に東京都が管理職試験の受験を拒否したのは憲法違反であるとして、都職員で在日韓国人二世の保健師鄭香均さん(54)が、都に損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・町田顕長官)は26日、「受験拒否は合理的理由に基づき日本人職員と外国人職員を区別するもので、憲法の平等原則には違反しない」として二審判決を破棄、鄭さんの訴えを退けた。