2011年2月20日

沖縄タイムス 「こんな未来図はどうだろう」

05年に英国を超え、07年にドイツを抜き世界第3位となった。昨年の名目GDPは米国の4割ほどだが、このまま成長を続ければ中国経済の規模は10年後に現在の2倍に達し、米国も追い抜き世界トップに躍進するとの見通しもある。
こんな未来図はどうだろう。中国の大都市で働き、正月や盆には帰省して沖縄を満喫する。上海―沖縄の距離は福岡までとほぼ同じ、広州は東京より近い。1人当たりGDPはまだ日本の約10分の1だが、将来は沖縄で働くより生涯年収が多くなるかもしれない。生活圏が水平線を越える。